高気密高断熱住宅の冬の温度変化について記事にしましたが、測定データを取れるようにしたので公開します。
外気温が何度ぐらいで、室温がどのぐらいのペースで低下するのか?
高気密高断熱住宅を検討中の方は、参考になるかと思います。
SwitchBot(スイッチボット)でのエアコン制御
エアコンの制御にSwitchBot(スイッチボット)を使っていましたが、新たに温湿度計を追加しました。
これにより、指示温度でのエアコンのON/OFFが可能となり、より快適に暮らせるようになりました。
温湿度計を加えたスイッチボットの制御については、いずれ記事にしようと思います。
スイッチボット導入時の内容は過去の記事を参照してください。
スイッチボットの温湿度計はログが取り出せるため、今回はそのデータを元に解説します。
実生活のデータとしては、より信憑性があるかと思います。
対象住宅の基本情報
まずは、我が家の基本データを紹介します。
・Ua値=0.28/C値=0.3
・平屋32坪
・大人2人/子供2人
高気密高断熱ですが、平屋なので外気面積は大きめです。
生活スタイルは一般的かと思います。
冬の夜間温度データ
今回のデータは12/17~12/18の夜間。就寝前から起床後までとなっています。
季節が一段階進み、就寝時の外気温が5℃前後の時期です。
リビングと寝室の温度データはスイッチボットから抽出。15分単位の折れ線グラフとしました。
外気温は気象データから拝借。参考のため棒グラフで表示。温度の軸は右側となります。
我が家の生活リズムとして、概ね22:00就寝の6:30起床です。
グラフの頂点は暖房のON/OFFと思ってもらって差し支えありません。
リビングの温度低下について
まずは、リビングの温度変化についてみていきましょう。
青色の折れ線グラフがリビングの温度変化です。
マーカーしていますが、22:30頃に暖房を切っています。
その後、1:45頃に暖房を入れました。その間約3時間。
室温は24.9℃から24.0℃まで低下。約1℃ですね。
外気の平均温度は6℃です。
寝室の温度低下について
それに対して、寝室の温度変化を見ていきましょう。
オレンジ色の折れ線グラフです。
0:30頃に暖房を切っています。ここで25.2℃です。
その後2:45に再び暖房を入れます。この時が23.8℃です。
その間、約2時間。1.4℃の低下です。
外気の平均温度は6℃になります。
考察
寝室の空間は9帖に対して、リビングは22帖+廊下につながっています。
体積が大きい分、リビングの方が温度変化が緩やかなのだと思います。
Ua=0.28 C=0.3 外気温6℃の時
室温は1時間当たり0.3℃~0.7℃低下する
就寝前に25℃だった場合、無断房でも8時間後の起床時には20℃程度をキープしていると考えてよさそうです。
これは高気密高断熱のレベルにもよりますが、概ねこんなイメージじゃないでしょうか。
今後も気になるデータは公開していきますので、ご期待ください。
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