住宅ローン:資金実行に必要な書類を事前に集める

マイホームの建築が終われば、引き渡しの前に建築会社へお金を支払います。ほとんどの場合、この最終金を支払うタイミングで住宅ローンの資金実行を行います。
この資金実行に際しては、表題登記や金消契約など複数の手続きが絡みます。当然、必要となる書類もありますので、事前に効率よく集めておきたいものです。

今回は、住宅ローンの資金実行に向けて、必要な書類を効率よく集める方法について解説したいと思います。

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必要な書類は3つ

住宅ローンの資金実行に必要な書類は、主に3つです。

・住民票1通
・印鑑証明2通
・土地の全部事項証明書(コピー)

上記は債務者が1人の場合ですので、ご夫婦連名でローンを借りる場合は異なります。
住民票は債務者それぞれに1通。
印鑑証明に至っては、債務者それぞれに2通ですので、計4通必要となります。

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新住所への移転届けの際に住民票を取得

前回のお話で、建物完成前に住所を移転しておくのがいいとお伝えしました。
移転届は市役所で行いますが、その際に新しい住所での住民票を取得しておきましょう。
債務者すべての住民票を1セット取得します。

合わせて印鑑証明を取得してください。
こちらは債務者一人に対して、印鑑証明2通です。
ご夫婦連名でローンを借りる場合は、それぞれに2通必要です。

この印鑑証明2通というのを忘れがちなのですが、金融機関用と登記用で必要となります。登記用途は司法書士(土地家屋調査士)に表題登記を依頼した際に必要なものです。
金融機関主導で司法書士もお任せの場合は、金融機関に2通とも渡すようになります。

司法書士を個人で手配した場合は、1通は司法書士へ。もう1通が金融機関用となります。

全部事項証明書は自分で取らなくてもいい

次は、土地の全部事項証明書ですが、いわゆる謄本です。
金融機関に対して、土地の所有権を示すために必要となります。
謄本は法務局で取得可能ですが、行く手間とお金がかかります。

この謄本ですが、原本ではなくコピーで構いません。

おそらくこの段階ですと、司法書士が登記の段取りをしていると思います。担当の司法書士であれば謄本を持っている可能性が高いのです。
先ほども書いたようにコピーで構いませんので、司法書士からもらうようにすれば、余分なお金も手間もかかりません。

まとめ

住宅ローンの資金実行前に必要な書類としては、主に市役所でそろいます。
新しい住所へ移転届を出した際に、取得しておくのが一番効率がいいでしょう。

市役所では住民票印鑑証明を取得してください。
住民票は1通。印鑑証明は2通です。
債務者が複数いる場合は、その人数分取得してください。

その他に土地の全部事項証明書が必要です。
全部事項証明書は担当の司法書士が持っている場合があります。まずは確認していただき、無ければ法務局で取得してください。

あらかじめ知っていれば、それほど手間はかかりません。
仕事の合間などに、効率よく集めておきましょう。

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