マイホームを新築するにあたり、テレビは壁掛けにすることにしました。その理由として『子供の手の届かない位置に設置できる』ことが1番でした。
今回、我が家の壁掛けテレビについて紹介するとともに、レコーダーの位置などの失敗についても記録します。これから壁掛けテレビを予定している方は、ぜひ参考にしてください。
ちなみにこちら、テレビのみを設置した初期の状態。やっぱり壁掛けだとスッキリしています。
なぜ壁掛けテレビにしたのか?
冒頭でも触れたように、壁掛けテレビにした最大の理由は『子供の手が届かない位置に設置できる』ということ。新居に引っ越し前のアパートでは、テレビは一般的なテレビ台に置いていました。
ところが、子供が歩き始めるとテレビに手が届くし、テレビ台に上ってしまう。
テレビ画面に触るし、舐めるし、あげくに引っ張って倒しそうになってします。
そんなこともあり、新居では壁掛けテレビにして子供の手が届かない位置に設置しようということになりました。
問題はレコーダーの位置
私の本業は建築系なので、壁掛けテレビを設置するにあたって難しい点も理解していました。
その最大の問題点がレコーダーの位置です。
テレビを壁掛けにしても、レコーダーはテレビの近くに置く必要があります。なぜならHDMIケーブルなどで有線接続する必要があるからです。結果、テレビ台が必要になったり、レコーダーを収納するための棚などが必要になります。テレビ台にレコーダーを置けば、結局は子供の手に触れることになってしまいます。
加えて、ケーブル類を見えなくするのであれば、先行して配線するなど建築業者との調整が必要なのです。
ケー〇デンキに相談した結果
これらの問題点を踏まえたうえで、最終的に壁掛けテレビを採用するかを決断するため、ケー〇デンキに相談に行くことにしました。
我が家の条件としては以下の2点です。
①テレビまわりはスッキリさせたいのでレコーダーは近くに置きたくない
※テレビ・レコーダー共に子供に触らせたくない
②レコーダーでなくてもDVD・ブルーレイが再生できればいい
※録画はテレビとハードディスクで可能
はたして、そんな希望通りの機種があるのか?最新家電には疎いので、ここはプロの意見を聞きたいということで相談しました。
実は引っ越し前に使っていたテレビがSONYのブラビアで、ブルーレイ・DVDプレーヤー及びレコーダーを内蔵したものでした。同じような機種があればテレビ単体で解決したのですが、現在そのような機種は無いとのこと。あってもディスクが縦入れではなく横入れしかなく、厚みがあるため壁掛けには適さないものでした。
その結果、すすめられたのがSONYのブラビアとブルーレイレコーダーでした。
■テレビ
SONY 4K液晶テレビ BRAVIA KJ-65x9500H
■レコーダー
SONY ブルーレイDVDレコーダー BDZ-ZW1700
今回はテレビについては割愛しますが、レコーダーを選んだ理由について説明します。
ケー〇デンキの方に相談したところ、このレコーダーならワイヤレスWi-Fiでテレビに飛ばせるとのこと。宅内のWi-Fiネットワーク環境さえあれば、MDHIで有線する必要は無いとのことでした。
なんと!いつの間にか、そんな画期的な商品が生まれていたとは。
確かにデジタル機器のWi-Fi接続は急速に進んでいるので、そういった機器が出てくる可能性は十分考えられましたが。
これによって、テレビ付近にレコーダーを置く必要がなくなりました。ということで、レコーダーはテレビから離れたダイニングの棚に置くことにしました。
ワイヤレスではDVDブルーレイが見られない!?
先ほどの内容で、マイホームの工事は進行。テレビまわりに造り付けの棚なども無く、当然先行配線もありません。離れた位置のレコーダー用のコンセント位置もバッチリです。
そしてマイホームが完成し、テレビの搬入も完了しました。
テレビのチャンネル設定などは業者さんがやってくれましたが、ネットの使用開始が遅れたためWi-Fi接続などは自分でやることにしました。
テレビおよびレコーダーのWi-Fi接続はそれほど難しいものでもなく、それなりの時間で完了。ただし、レコーダーの設定にはテレビとHDMIで有線接続していないと、設定内容が確認出来なませんでした。
とりあえず、一時的に優先してレコーダーのWi-Fi接続は完了。
その後、HDMIを外してレコーダーを起動させましたが、どうやらテレビとレコーダーの接続はWi-Fiでできているようです。テレビからレコーダー内の録画にアクセスできる画面を確認することができました。
ところが問題発生。レコーダー側に入れたDVDにはどうやってもアクセスできないので。
説明書を見てもわからず、SONYの公式ラインから問い合わせをする機能がありましたので、直接確認をさせて頂きました。
テレビとレコーダーはワイヤレスでは繋げない!?
SONYからの正式な回答。
『ブルーレイやDVDをWi-Fiでテレビに接続させることは不可能』
何ですと???
どうやら、録画したものをWi-Fiでテレビの飛ばすことは可能なのですが、ブルーレイやDVDを再生したものテレビに飛ばすことはできない。加えてテレビからレコーダーへの録画も無線では不可能とのことでした。
そうなると、こんな高いレコーダー意味ないやん!ということで、すぐさまケー〇デンキにクレームです。
ケー〇デンキへのクレーム
ケー〇デンキの対応として、Wi-Fi機能の理解が不十分なまま説明したことの謝罪がありました。こちらとしては見積もりも含めて計3回も確認したので、まったく非はありません。
結果、レコーダーの代金を返却。ブルーレイ・DVDプレーヤー機能のみの機種を無料でという話になりました。
しかしこれだと、プレーヤーをテレビまわりに置く必要があり、結局子供の手に触れることになってしまいます。配線だって露出になってしまうので、スッキリしない。録画機能だけなら、テレビ裏にでもハードディスクを貼り付けてしまえば解決するのですが、我が家はブルーレイ・DVDを再生する必要があるのです。
※こどもチャレンジのDVDだけは再生しなければならない・・・
この隙間を利用しハードディスクをテレビに貼り付ければ、録画だけはできるのだが。
縦型のブルーレイ・DVDプレーヤーは無いのか?
そこで考えた対策が、テレビ裏にプレーヤーを貼り付けること。
録画に関してはテレビ自体に機能があり、ハードディスクさえあれば可能なのです。最近のハードディスクは小型なので、テレビの裏面にマジックテープなどで貼り付ける方法もあることを知っていました。
その要領で、縦型のDVDプレーヤーをテレビ裏に貼付けようと思い早速検索。
ヒットしたのがこちら『AQUOSブルーレイ BD-HP90』
おおっ!これなら縦置き対応しているので、テレビ裏に貼り付けても使える!
と、思ったのもつかの間。実はこの商品10年ぐらい前のものなんです。
そう!今現在流通している商品で、縦置きに対応したブルーレイ
DVDプレーヤーは存在しないのです。
※参考:https://www.bcnretail.com/news/detail/101104_18538.html
確かに10年ほど前はいくつかあったようですし、実際我が家で使っていた一体型のブラビアも縦型スロットでした。
ですが、縦型であることの不具合も多かったらしく、結果として現在では縦型のブルーレイ・DVDプレーヤーを製造しているメーカーはありません。
パソコン用のブルーレイドライブが使用できるかも検討したのですが、ドライバー等の関係でテレビに接続しても使えないとのことです。
万事休す・・・
最終的にテレビの上にレコーダーを設置する
最終的に我が家が出した結論は、『レコーダーはそのままの機種でテレビ上に設置する』というもの。その仕上がりがこちら。
出っ張ってはいますが、子供に触らせないという当初の目的は果たしました。絶対に見えることのない、裏面のシルバー部分が見えるのが最大のデメリットです。
横から見ると、その出っ張り具合がよくわかる。なんせ、テレビの前方に出ている部分の方が後ろ側よりも多い。
見るからに不安定・・・
これを可能にしているのが、ホームセンターで買った2種類の金具の組み合わせです。
L型の金具と、プレートの金具。この2種類をボルトで接続し、壁側はビスで固定しています。たまたま壁掛けテレビ用の下地が壁全体に施工されていたので、この取付が成り立っています。
壁へのビス固定に加えてポイントとなるのが、テレビ自体を支えとしていることです。おそらく金物のビス固定だけで成り立たそうとするなら、金物はこんな形状では難しいでしょう。
レコーダーの荷重の一部を、テレビにも負担させるのが取付方法のポイントとなります。
金物位置が、ちょうどレコーダーの幅に合うように設置。加えてレコーダーの滑り止めのゴム位置に合わせているので、少々のことではずれません。
まとめ
壁掛けテレビの場合、レコーダーもスッキリ収納したいですよね。一般的には、壁を彫り込んで、レコーダーを設置。テレビとの接続はHDMIで優先する必要がありますが、先行配線をするなど工夫が必要です。
今現在、Wi-Fiなどのワイヤレスでテレビとレコーダーを接続する商品は存在しません。
合わせて、テレビ裏に貼り付けるための縦型のブルーレイ・DVDぷれやーというのも、現在では製造しているメーカーがありません。
私のレコーダーの置き方が良いか悪いかは意見が分かれるとは思いますが、壁掛けテレビをご検討中の方は参考にしていただけると幸いです。
くれぐれも、せっかくのマイホームで失敗しませんように!
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