先日からお伝えしている施工ミスについて、続きをお伝えしたい。
これはおそらく他の施主さんも同じ気持ちだろうが、一つ大きなミスが発覚すると、色々チェックしたくなるものである。
今回も窓の高さ間違いが発覚した後、自分ですべてチェックをおこなったのだが、それにともなって新たに2つの施工ミスが発覚。
一つは玄関収納の納まりが指示した内容と違っていたこと。
壁と玄関収納の扉面が同じになるように指示していたが、扉どころか枠も余分に飛び出ている始末。
難しい納まりではあるが、それでも無理なら相談があってしかるべき。
現場の独断で判断する内容ではない。
もう一つはフラット35バリアフリーにかかわる内容。
キッチン入口の有効開口が、指定寸法に満たないことが発覚。
計算上ぴったりなのだが、5㎜も有効寸法が足りていない。
プレカットで柱の寸法が5㎜も違うことは考えにくいのだが、それでも指定した有効寸法が取れないのであれば、下地材の厚みを変更する必要がある。
厄介なのは、単純に下地寸法法変更しても、キッチンの納まりにまで芋ずる式に影響すること。
まずは、原因の究明と修正方法を最小限にする提案があってしかるべきだが、それもないので結局は自分で解決策を検討するしかない。
そう、なぜかクレームのある現場は重なるのだ。
そして、施主側の視点としても、これ以上ミスが起こってほしくないので、見る目も厳しくなる。
その結果、次々と連鎖的に施工ミスが発覚してしまう。
中には気づかなければそのまま終わっていたであろう内容もあるが、このあたりが露呈してくるのだ。
施主がミスをチェックするのは、本来はお門違いなのだが、それをやらざるを得ない状況を作ってしまっているのである。
どうしても心配になってしまう心理には、ミスが発覚した後の対応にもある。
一担当者がもみ消すような行動が見られた場合には、施主としては不安でしかない。
それによって自らがチェックしなければならない状況を作ってしまうのだ。
発覚した火種は徹底的に消火する。
これがクレームに対する唯一の正しい対応策だ。
誠意が伝わらなければ、クレームは止められない。
施主としても、我慢は一切無用。
必要なことは徹底的に伝える必要がある。
これから先、一生住む家なので決して手を抜いてはいけない。
コメント