カーポートSCのある風景!スタイリッシュなカーポートをアプローチに流用

カーポートと言えば、ポリカ(ポリカーボネート)という半透明の屋根が主流なのですが、どのメーカーを見ても野暮ったい。スッキリしたデザインを探していた中で見つけたのがLIXILのカーポートSCです。
デザインコンセプトに脱ポリカを掲げ、金属屋根で構成されたカーポートをリーズナブルに提供。金属屋根なので太陽光を遮ることはもちろん、汚れや劣化にも強い。何より、すっきりとしたデザインで建物と美しく調和するのです。

そんな魅力的なカーポートSCを、我が家ではアプローチの庇として流用しています。
今回は完成したマイホームの施工事例をご紹介したいと思います。

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カーポートSCの特徴

私がカーポートSCを選んだ理由は、何と言ってもデザインの良さ。
従来のポリカ屋根のカーポートでは成しえない、ノイズの少ないすっきりとしたデザインが美しい。
金属屋根のフラットなデザインが、建物にも違和感なくマッチするのです。

屋根の厚みは4㎝

屋根の厚みはわずか4㎝。雨水を流すための勾配がわずかにあるものの、ほぼフラットなデザイン。
従来のポリカ屋根のカーポートではなかなか実現できなかったデザイン。これをリリースしてくれたLIXILはさすがです。他のメーカーでは見られないデザインですし、何より手の届く金額に抑えられているのがうれしい。

WEB:LIXILカーポートSC

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建物の付属品として計画

我が家の場合、カーポートが必要だったわけではなく、玄関のアプローチとして採用しています。つまり、建物の付属品として組み込んだわけなのです。
目的としては、玄関から車への雨よけ。子供をチャイルドシートに乗せる間に濡らさないように、というのが最大の目的です。その他にも自転車置き場と玄関前の庇代わりの機能も兼ねています。

カーポートは建物ができてから検討するケースが多いですが、今回は初めから全体デザインとして計画しています。同等の機能とデザインを建築で実現させると、費用がかなりかかってしまいます。既製品を流用することで、木造住宅の構造では実現しにくい、片持ちの薄い屋根を取り入れることができるのです。

目隠しの塀とトータルにデザインする

隣は実家の母屋があり、目隠しの塀を設けることで多少の配慮をしたつもりです。
その塀にはインターホンやポストなどの機能を持たせていますが、カーポートと合わせてトータルにデザインを考えました。

目隠しの塀にインターホンと表札、ポストと宅配ボックスを設置。

半日日陰の小さな庭スペースも、小さいながらに作り込んでいます。アオダモを中心とした真ん中のスペースは外構屋さんにお願いしましたが、右半分は自分で増設しました。かなりお気に入りのスペースで、これからも改良予定です。

建物とは20㎝ぐらいの隙間がある

写真を見てもらうとわかるのですが、カーポートSCと建物の間には20㎝ぐらいの隙間があります。
そもそも構造的にピッタリつけることはできないのですが、施工的にも職人さんの頭が入るぐらいのスペースは必要なようです。

外壁とカーポート屋根に隙間がありますので、そこから雨水が入ってこないように、建物の屋根形状は寄棟として軒先を全方向出すようにしています。この軒の出とカーポート屋根がかぶることで、よほどの雨風でない限り雨が浸入することもありません。

ダウンライトは真ん中に付かない

カーポートSCのオプションでもあるダウンライトは、直径3㎝ぐらいなのかな?非常に小さなものです。このダウンライトですが、取付位置には若干の制限があります。

ダウンライトと人感センサー

写真の上側の丸いものがダウンライト。下側の四角いものが人感センサーです。
それぞれ指定した位置に設置可能です。

真ん中に付いているのがダウンライト

カーポート屋根の中心に来るように指示しましたが、よく見ると若干ずれているようにも見えます。
カーポートSCは10㎝ぐらいの板状の屋根材をはめ込んでいく造りなので、その板の中心にダウンライトが付く方が断然きれいに見えるはずです。

このあたりのクレームを付けると、屋根材の中にある骨の関係で真ん中には付かないとのこと。
これは改善してほしいですね。絶対ずれて見えてしまうから。

あとは人感センサーもデザインを改善してほしいです。
これだけすっきりしたカーポートに、出っ張る人感センサーはいかがなものかと。色もベージュしかないのではコーディネートのしようがありません。
ちなみに、人感センサーは屋根に付けなくても大丈夫です。カーポートの柱や独立でセンサーをつけても大丈夫なようになっています。人感センサーのデザインが気になる方は、センサーの範囲内で取付位置を検討されてはいかがでしょうか?

照明の常時点灯ができない!?

カーポートSCに照明を設置していますが、常時点灯ができないことが設置時からの疑問でした。
取説を見ると機能はありそうなのですが、点灯後しばらくすると消えてしまいます。

これで常時点灯できるはずなんですけどね・・・

夜のバーベキューや花火の時など、照明があるとかなり便利なのですが。
そんなストレスを抱えながら、ついにメーカーに問い合わせることに。
その結果、衝撃の結果が分かりました。

カーポートSCの照明をコントロールするのは、先ほど写真に出したトランス電源ユニットのボタンで行います。
ところが、このユニットと人感センサーをセットで使うことを想定していないらしく、人感センサーを外さない限り常時点灯は出来ないようです。

トランス電源ユニットには明暗センサーが付いており、一定の暗さになると点灯し決まった時間が経過すれば消灯する機能となっています。
それだけ出れば常時点灯は取説の通り設定できますが、人感センサーが付くと上手く作動しないようです。
人感センサーを付ける方はご注意ください。

若干の勾配が気になる

そんなカーポートSC、概ねデザインは気に入っています。
が、気になるのは屋根が水平でないこと。

ここは大手メーカーであるLIXILの悪いところが出たかもしれません。
当然ですが、雨水を流すために勾配を付ける必要はあるのですが、このわずかな勾配が玄関ドアや軒先と並んだ時に気になってしまいます。

わずかな傾きが気になる・・・

少々雨が逆流しようが、屋根の厚みが増えようが、ここは屋根を水平にすることを優先してもらえば、既製品カーポートとしては文句のつけようがありません。逆に既製品だからと妥協しているのがこの点だけなのです。
これが改善すれば、どんどん採用したい商品なのは間違いありません。

まとめ

我が家ではカーポートSCの縦列2台用を取り入れました。建物とのコーディネートで屋根と柱を黒にしていますが、屋根だけ白でも軽やかできれいだと思います。
価格を抑えた既製品ながら、ポリカーボネートではない金属屋根。薄い見付と片持ち構造がスタイリッシュな建物コーディネートを実現します。

カーポートは単品で考えるよりも、建物や外構と組み合わせることで、より自由度のあるデザインの手助けをしてくれます。
ということでカーポートSCありきで計画したマイホーム。いかがだったでしょうか?
カーポートや玄関周りのデザインの参考になれば幸いです。
庭関係の作り込みに関しては、別のブログでまとめています。よかったら、こちらもご覧ください。

小さな庭の作り方!小さいからこそ楽しめる – 晴れのちメダカ

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