洗面台の『くもり止めコート』は絶対必要ない!

くもり止め

マイホームの打ち合わせの中では、キッチンやお風呂などの設備を決める必要があります。重要な打ち合わせで大変なのですが、楽しいひと時でもあります。
そんな設備の一つ洗面化粧台について、本日は掘り下げていきたいと思います。

洗面化粧台の鏡には『くもり止めコート』というオプションが存在します。これは、ほとんどのメーカーで設定されているもので、ガラス表面に薄い樹脂膜をコーティングしています。
この膜がくもりにくくする効果を持っており、電気で温める『くもり止めヒーター』よりもお安く、エコですよ!というのが売りです。

この『くもり止めコート』ですが、私は絶対におすすめしません!

理由は半永久的な機能ではないからです。
先ほども書きましたが、薄い樹脂膜が『くもり止めコート』の正体です。

薄い樹脂膜であるがゆえに、長い年月使用すると劣化して、どうしてもはがれてしまいます。
少しでもはがれてしまうと見栄えが悪いため、「初めから付けなかった方がよかった」ということになるのです。

実際私もマイホームの設備を決めにショールームに行ったのですが、TOTOのスタッフさんははっきり言っていました。

「くもり止めコートは必要ありません」

本当にいいスタッフさんで、なかなか自社商品の悪いところは言ってはくれません。
それでも、将来後悔することがわかっているので、値段が安かろうが採用しない方がいいと教えてくれたのです。

鏡がくもるのは、鏡表面が冷えているからです。
最近の住宅は断熱性能も良く、鏡だけが冷えるということはありません。
くもっても一時のことなので、私はドライヤーを当てて解消しています。
どうしても気になるのであれば、『くもり止めヒーター』を採用するのがいいでしょう。

家づくりは大きな金額の買い物です。
小さなオプションは、金額の感覚がマヒしてしまって、ついつい追加してしまうものです。

ですが、必要ないものは見極めて、将来後悔しないようにしてくださいね。

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