インターホン、給湯器、太陽光モニタ―など、最近の住宅では壁に設置するリモコンやコントローラー類が相当数増えました。
これをスッキリさせるためにニッチを作って納めるのが最近の流行ですが、逆にゴチャゴチャしてしまうことも。
今回はニッチにリモコンをスッキリ収納させるためのポイントについてご紹介します。
ニッチとは?
ニッチとは、壁を凹ませて作った飾り棚の事です。
木造住宅では10㎝程度ある壁の厚みを利用して設置することができます。
実際の仕上がりとしては7㎝程度の奥行になりますので、使用方法としては小物や写真を飾る程度。
そこにインターホンのモニターやリモコン類をまとめてしまおう!というのが最近の流行です。
多数のリモコン類をニッチに納めると・・・
インターホンのモニター、給湯器のリモコン、太陽光発電のモニター、換気や空調機のリモコン、その他にも玄関ドアの電気錠コントローラーなど、数年前と比べて数が膨大に増えました。
これに加えて照明のスイッチ類を収納しようものなら、相当数を納める必要があります。
スッキリさせようと思って大量のリモコン類をニッチに納めた結果、逆にゴチャゴチャしてしまった。というのが、最近の家づくりの悩めるポイントです。
配置の基本はラインをそろえる事
スッキリ見せるためのデザインの基本は、『ラインをそろえる』こと。
リモコン類の縦横のラインを意図的にそろえていけば、まとまって見えるようになります。
そろえるのはリモコンの中心であったり、上部のラインであったり、配置方法と目線の高さによって違和感の無いように調整する必要があります。
そもそも数が多すぎる
そもそも、ニッチに納めようとしているリモコン類の数が多すぎることが問題です。
ニッチにリモコンを納める一番のメリットは、出っ張る物を壁の中へ納めてしまうことです。
あらゆるリモコン類をニッチに納めたところで、正面から見ればゴチャゴチャなのに変わりはありません。
ニッチに納めるリモコンをしぼる
大量にあるリモコン類ですが、一つのニッチに頑張って納める必要はありません。
そもそも、よく使うものとほとんど使わないものを整理して、必要なものだけをニッチに納めるべきです。
例えば、エコキュートのコントローラーはほとんど触りません。
キッチンでお湯を使うと言っても常にスイッチオンなので、初期設定さえ済ませれば一度も触る必要が無いのです。
お風呂のお湯を張るときに使うのでは?と思う方もいるかもしれませんが、結局はお風呂の栓をしに行くので、湯張りの時に使うのはお風呂のリモコンです。
エアコンや照明のリモコンは、わざわざ壁に付ける必要もありません。
そうやって必要なリモコン類を厳選して、ニッチに納めてあげるとスッキリします。
理想は1列に納める
リモコン類は全てサイズがバラバラです。
これは避けて通れない問題であり、バラバラなものをスッキリまとめるにはラインを1つに絞るべきです。
つまりは、横一列や縦一列にまとめるのが一番理想的であり、縦横2つ以上のラインが発生するとゴチャゴチャ感が出てしまいます。
まとめ
時代の変化とともに、壁に設置するリモコン類は膨大に増えました。
これらをスッキリさせるには、まずは数を絞ること。
よく使うリモコンと、そうでないもの。
必要なものだけを縦か横の1列に並べてニッチに納めるのが、一番スッキリと収納できる方法です。
マイホームを計画中の方は、ぜひ検討してはいかがでしょうか?
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