低金利が続いている住宅ローン。
以前と比べてローンが利用しやすくなっていますが、すでにマイホームを建築済みの方でも住宅ローンの借り換えをすることで、残りの支払総額を抑えることが可能です。
今回は『住宅ローンの借り換え』について、その仕組みと注意点を解説したいと思います。
◆どんな場合がお得なのか?
高い金利から安い金利のローンへ借り換えを行うことで、その後の支払総額を少なくするのが、ざっくりとした借り換えの仕組みです。
では、どんな場合がお得で効果があるのか?
□ ローン残高が1,000万円以上ある方
□ ローンの支払い完了まで10年以上ある方
□ 現在お支払いのローン金利が1.2%以上の方
□ フラット35でローンを組んでいる方
これら4つの項目のうち、どれか1つでも当てはまればローン残高を減らせる可能性があります。
◆具体的なローン削減の事例
<ケース1>
ローン残高:2,500万円
ローン残期間:25年
現在金利:2.2%(変動)
借り換え後の金利0.775%(変動)であれば、総支払額が501万円も安くなります。
<ケース2>
ローン残高:3,000万円
ローン残期間:25年
現在金利:2.2%(変動)
借り換え後の金利0.775%(変動)で、601万円の減額となります。
<ケース3>
ローン残高:2,000万円
ローン残期間:20年
現在金利:4.0%(固定)
借り換え後の金利1.3%(10年固定)で、なんと636万円も支払総額をおさえることができます。
◆近年の住宅ローン金利の事情
住宅ローンの金利は国内の金融情勢や海外情勢などの影響を受け、それによって金利が変動します。
残念ながら国内の経済が回復基調となるには、まだまだ時間がかかりそうです。そこにきて、新型コロナウイルスの影響などもありますので、先行きは想像できるかと思います。
経済の動きが悪ければ、国内のお金の動きが鈍くなります。
それを改善するために、0金利政策などを打ち出し、お金を借りやすくし経済の循環を回復させる目的があります。
住宅ローンも、基本的にはこの影響を受けます。
よって、この低金利の流れはしばらく続くことが予想されます。
現在の住宅ローンの金利としては1%前後がほとんどとなっており、特にネット銀行などは0.5%前後の商品も多数見受けられます。
過去の金利はもっと高い時期もありましたので、借り換えをすれば支払総額が安くなることは容易に想像できるかと思います。
◆借り換えの注意点
住宅ローンを借り換えるにあたっては、いくつのかの注意点があります。
・金利だけではなく、手数料や諸費用がかかる。
・現状のローンを完済するための登記抹消手続きにも費用がかかる。
・新規借入にも諸費用として、保証料や事務手数料、抵当権設定費用がかかる。
・手続きが複雑である。
新規に住宅ローンを組むよりも、手続きとしては複雑になります。
また、金利だけではなく保証料や事務手数料など、隠れた費用もありますので、本当に安くなるかの判断は慎重に行う必要があります。
◆どの住宅ローンを選べばいいのか?
先ほども記載した通り、あまたある住宅ローン商品の中から、本当に安くなる商品がどれなのかを比較検討するのは、素人にはなかなか難しいと思います。
また、銀行などは条件によって金利を下げてくれる場合もありますが、何も知らなければその交渉は難しいでしょう。
◆住宅ローン借り換えセンター
ちょっと難しそうな住宅ローンの借り換え先の選定ですが、これを一手に引き受けてくれるところがあります。
それが『住宅ローン借り換えセンター』です。
住宅ローン借り換えセンターとは
・複数の銀行から条件に合致したローンを提案してくれる
・金利競争を促すことで有利な条件を引き出す
・借り換えにかかる諸費用やセンターへの手数料は不要
・難しい手続きのほとんどを代行してくれる
いわば、おまかせで現状の住宅ローンが安くなるということです。
しかも借り換えが成功しなかった場合は、手数料などの諸費用は一切不要。業界初の成果報酬型となっています。
もちろん相談は無料ですので、まずはローンの削減額を確認してみてもいいと思います。
これで500万ぐらい支払総額が下がるのであれば、キッチンやお風呂など、水回り一式のリフォーム資金にはなりますね。
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