住宅ローンの一括審査で簡単比較

住宅ローンは金額もさることながら、個人のローンとしては借入期間が長いことも大きな特徴です。
投資の世界では『時間が最大の武器』なんて言葉もありますが、住宅ローンの場合は金利を払う側なので逆に作用します。
住宅ローンを選ぶ際は、総支払額いくらになるのかがポイントであり、金利以外にも手数料など総合的に検討する必要があります。
今回は住宅ローンの選び方について解説したいと思います。

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金利による総支払額の違い

住宅ローンは35年という長期で組む場合が多く、その際の金利のわずかな差で総支払額は大きく違ってきます。
例えば次のパターンを比較してみましょう。

■パターン①
金利2% 借入額3000万円 期間35年
総支払額 41,738,968円

■パターン②
金利1% 借入額3000万円 期間35年
総支払額 35,567,804円

パターン①と②の違いは金利が1%か2%かだけ。
わずか1%の差ですが、35年という支払機関においては約600万円もの違いが出てきます。
住宅ローンにおいては、わずかな金利の差が重要なのです。

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繰り上げ返済による支払総額の違い

住宅ローンは金利だけではなく、返済期間を短縮することでも支払総額を抑えることができます。
先ほどと同じように2パターンを比較してみましょう。

■パターン①
金利1% 借入額3000万円 期間35年
総支払額 35,567,804円

■パターン②
金利1% 借入額3000万円 期間25年
総支払額 33,918,377円

パターン①と②の違いは返済期間が35年か25年かの違いです。
頑張って返済期間を10年短縮すると、約160万の違いが出てきます。
このように、繰り上げ返済をすることでかなりお得になってきますが、忘れてはいけないことがあります。
それは繰り上げ返済の手数料です。
金融機関によっては手数料不要のところもありますが、頻繁に繰り上げ返済をするつもりであれば手数料にも注意をしておきましょう。

金利以外にかかる様々な手数料

住宅ローンには金利以外にも様々なお金がかかります。
必ずかかるのが手数料ですが、これは一律50万だったり、借入額の2%など、それぞれの金融機関で決まっています。
また、保証料や団体信用生命保険料などもひつようとなりますが、これらは選ぶ商品によっても変わってきたりするので、借りる側としては非常にわかりづらいものになっています。
ですが、金利が安い分手数料が高かったりすると意味がないので、これらの金額も含めて住宅ローンは検討する必要があります。
事前審査を申し込むなどして、確実に把握した上でローン会社を決定するようにしてください。

事前審査

ある程度ローン会社の目星がついたら、事前審査(仮審査)を申し込みます。
事前審査とは、収入の状況などから希望額が融資可能かを審査します。
年収に対して、融資額があまりに高額な場合は審査に落ちることがあります。一般的には年収の5~7倍と言われていますので、5倍程度なら問題ないかと思います。

住宅ローンには建物本体とは別に土地の購入費や外構費などを含めることができますが、総額の1割程度は自己資金を用意しておきましょう。

一括審査で簡単比較

この事前審査ですが、一般的に金融機関それぞれに申し込みをする必要があります。当然、必要資料も都度用意する必要があり、2~3件も申し込めばヘトヘトになってしまいます。
そこでオススメしたいのが一括審査申込サービス。一度に複数の金融機関へ仮審査が申し込める便利なサービスです。
必要事項を1度だけ入力すれば、複数の金融機関への事前審査を同時に行うことができます。

ネット銀行やメガバンク系などは、この一括審査申込サービスを使えば一度で終わります。
加えて地方銀行など、気になる金融機関だけを別途1~2件申し込めば概ねローン会社を絞るための資料は整うはずです。
そうして集めた資料を基に、最も条件のいい物に絞っていきましょう。

まとめ

住宅ローンの金利は安いに越したことはありません。
ですが、金利以外の手数料などのウエイトも大きく、比較検討するには少し手間がかかります。
手間を少しでも減らすため一括審査申込サービスなどを活用して、効率的に情報を集めていきましょう。

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