今回のお題は住宅ローンの『フラット35』について。
私も自分の家をやろうと思って、ローンを検討していました。
そんな中、優良住宅ローンのフラット35がかなり優秀だと気付き。こんな時代だからこそ、選ぶべきローンはこれじゃないかなと思ってまとめました。
これから住宅を建てる方は、ぜひ参考にしてください!
『優良住宅ローンとは』
優良住宅ローンとは住宅金融支援機構の【フラット35】提携金融機関になります。
他の金融機関との大きな違いは、貸付専門であること。フラット35の手数料及び金利においては全国最低水準となっております。
ちなみに2020年5月の実効金利は1.3%となっております。
名前がちょっと怪しいので私も躊躇したのですが、ちゃんとした会社ですのでご安心ください。
『フラット35とは』
知らない方のためにフラット35の説明をしたいと思います。
フラット35とは住宅金融支援機構と各金融機関が提携して扱う『全期間固定金利型住宅ローン』のことです。
35年間金利が固定されるため、社会情勢などによる金利変動に悩まされる心配はありません。
対象となる住宅には一定の性能が必要となり、設計審査及び現場検査が必要となります。これらは第三者機関にて認証を行いますので、住宅の品質において、より安心できるポイントでもあります。
また、さらに高い基準を求めらるフラット35Sであれば金利の引き下げの対象になります。
例えばフラット35S金利Aタイプであれば、当初10年間の金利を-0.25%としてくれます。5月の実効金利が1.3%なので-0.25%で当初10年間は1.05%となり、かなりお得です。その後は1.3%に戻ることになります。
『フラット35のデメリット』
フラット35のデメリットがあるとすれば、それは金利固定であること。
将来、現状の金利より下がることがあれば損をすることになります。また、金利固定であるために、他の住宅ローンの変動金利などと比べれば割高にはなっています。
選ぶ商品にもよりますが、変動金利であれば1%切る商品は多数あり、中には0.5%を切るものも存在します。
金利が今のままであれば、他のローンの方が安いのですが、そこはわかりません。経済や社会情勢が読める方であれば安い商品でいいと思いますが、フラット35の方が安心感はあります。
『フラット35も借り換えできる』
先ほどフラット35のデメリットのお話をしましたが、優良住宅ローンであればフラット35であっても借り換えが可能です。他の金融機関ではまず無理なのですが、将来金利が安くなったときは同じフラット35での借り換えを行えばいいのです。
そもそも、今の金利がかなり安いということは認識してください。1.3%が下がったとしても0%までです。上はキリが無く、7%、8%も十分考えられます。
もしも大幅に金利が下がったときは借り換えをすればいいのです。これが、優良住宅ローンを選ぶ最大のメリットだと思っています。
『団体信用生命保険も一枚上手』
住宅ローンを借りる際に必要なのが、団信(団体信用生命保険)です。
ローン返済中に万が一死亡してしまった場合は、その保険にてローンを完済するというものです。
その他、身体障害1、2級となった場合でも、同じように保険が支払われます。働けなくなった時点でローンの返済は難しいですから、この点も安心です。ちなみに金利1.3%の中に団信の費用も含んでいます。
『夫婦連名でもメリット』
先ほど、フラット35の金利に団信の費用を含んでいると説明しましたが、これは1人分になります。よくあるのが夫婦連名(収入合算)でローンを組む場合。
一般的にはご主人を主体としてご主人にだけ団信を掛けた場合。ローン返済中に奥様が亡くなられてもローンは継続されます。
夫婦それぞれに団信を掛けた場合でも、それぞれの借り入れ比率分が返済不要となるだけで、ローンの一部は残ります。
フラット35にはデュエットと呼ばれる夫婦連生団信があり、この場合夫婦どちらかが死亡もしくは身体障害となった時点でローンの返済は全額不要となります。
このデュエットですが、金利に+0.18%の上乗せで加入することができます。かなりの安心材料です。
『あたりまえのことも』
住宅ローンであたりまえになっている繰り上げ返済、これも他の住宅ローンと同じようにできます。最長35年で借りても、余裕ができたときにまとめて返済すれば、余分な金利を払わずに済みます。
ちなみに、35年で組んだ場合が1.3%ですが、20年で組むのであれば1.23%になります。家計に余裕のある方は初めから20年以内の返済で組めばお得ですし、35年で借りて繰り上げ返済で20年にしてもいいと思います。
この場合、わずかですが初めから20年で組んだ方がお得になります。
ですが、ほんの少しの差ですので、手元に現金を多めに残しておきたい方は35年で組んだほうがいいですね。
ちなみに繰り上げ返済手数料は不要。ついでに言うと保証料も不要です。このあたりが意外とうれしいですね。
『もしもの時の返済期間延長』
今の時代の最大のメリットがこれかもしれません。
フラット35では万が一、返済が難しくなったときに返済期間の延長が可能です。
経済事情や病気で収入が減少した場合、最長15年返済期間を延長することができます。
これにより月々の返済額を減らせることができます。
今回のコロナショックにより、解雇や給料カットにより収入が減った方もいたかと思います。そんなときでもフラット35であれば、家計の負担を減らすことができるのはありがたいですね。
『まとめ』
最後にまとめになります。
大事なことは次の3点。
・35年金利固定
金利が下がれば借り換えもできる
・団信が充実
収入合算の場合は夫婦どちらかが死亡もしくは身体障害で返済不要
・返済期間の延長も可
収入が減った場合は最長15年の返済期間延長が可能
これが『優良住宅ローン』と『フラット35』のメリットです。
先が見通せないこんな時代だからこそ、将来の安心のために選ぶ理由は十分かと思います。あくまでも私個人の考えですが、参考にしていただければ幸いです。
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