住宅ローンのお金が自由に使える!?

私は住宅設計を15年やっているので、融資に関してもそれなりに知識が入ってくる。
今回、自宅を建てるにあたって、住宅ローンも自分でやってみたのだが、思っていたのと違うところもいろいろあった。
特に資金実行後の資金について、その振り分けや使い方が自由だったので、今回まとめてみたいと思う。

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今回のローンの流れと内容

今回の住宅ローンはフラット35を利用した。
金融機関は都銀や地銀ではなく、フラット35専門の金融機関を利用。近くに窓口が無いことがデメリットだが、電話や郵送による対応で特に不自由することは無かった。

土地は親からの贈与なので、それ以外を住宅ローンとした。
主には建物本体の金額と外構費用。
一部、預金を切り崩し、残りを住宅ローンとする予定。

これらを建物契約後、着工前に本審査を通過している。

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本審査の金額だと手元に残ってしまうが

引渡し予定の1ヶ月前になったので、そろそろ本腰入れて融資実行の準備をしようと思ったところ、詳細なお金の流れなどを確認しようと思って金融機関に連絡。
まず確認したのは、本審査の金額を減額できるのかどうか?

私が知る限りでは、住宅ローンは多めに審査を通して、あとから減額するという頭があったのだが、金融機関の方と話をしたところ、あまりないとのこと。
本審査を通した金額で、資金実行する人がほとんどらしい。

そうなってくると、ローンで借りた金額が余る場合もあると思うのだが・・・

住宅ローンは『住宅を取得するためのローン』であって、それ以外の目的には使えないというのが原則。必要無かった金額については、手元に置いておけないと思っていた。
それが今回は違った。※金融機関によって違うようだが

建物本体の契約書を元に本審査が行われ、その金額の範囲であればローン金額が設定できると思われる。もちろん、付帯工事である外構などを上乗せすることも可能。※金融機関による
ここで決定したローン金額は、特に何もしなければ資金実行の際に、全額手元に振り込まれるわけだ。

一旦振り込まれれば何にでも使えそう・・・

このローン金額、建物最終金と外構工事を想定していた。
外構工事に関しては、建物とは別の会社でお願いする予定。そうすると、建物の支払いと外構の支払いタイミングでずれが生じる。

この場合どうしたらいいのか尋ねると、一旦個人の口座に振り込むことになるので、その後必要な金額をそれぞれに振り込めばいいとのこと。

ちょっと待てよ。。。

建物最終金の精算書は必要ありませんか?外構工事に関しては契約書などは必要?

いずれも、全て不要とのこと。
あくまでも建物契約を元にしたローン契約になるので、それ以降については特にチェックが無いらしい。

ということは。
一旦入金されてしまえば、それを何に使っても問題ないということ。
本体工事が安くなって余ったりすれば、家電や家具、車など、何に使っても良さそう。
現金で置いておいても問題ないということだ。

まとめ

住宅ローンの審査には、建物本体と土地、それに付随する外構などの工事が対象。
その範囲内であれば、ローン金額を設定できる。

その上で振り込まれたお金に関して、使い道をチェックしないので何に使っても問題ない。
現金で置いておいてもいいということだ。

当然、ローンの金利がかかるので、余ったお金は減額するかすぐに繰り上げ返済した方がいいだろうが、住宅ローンは1%を切るような低金利なので、別途車などの高いローンを借りるよりはお得だ。

無駄遣いする必要は無いが、ある程度自由に使えるお金になるので、使うか繰り上げ返済するかをじっくり考えればいい。

今回のケース、あくまで金融機関によって違うと思うので、ローンの使い方や流れには必ず確認が必要だ。
とりあえずは私の認識と違って、かなりユルユルなんだと思ったのでまとめてみた。参考までに

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