これから本格的に導入が加速するAIによって、生活の中でも様々な変化が出てくるはず。YouTubeもまたしかり、チャンネルの育て方も大きく変わってくるでしょう。すでに予兆は始まっています。YouTubeがGoogleの傘下に入ったことは、皆さんご存知だと思いますが、その検索技術においてもGoogleの方針に影響されるようになりました。
そもそもの話、Googleは検索エンジンですが、その収益方法が企業としてどのように成り立っているか考えたことがありますか?
検索するユーザーにとって必要とする最適な結果を返し、そこに最適な広告主をマッチングさせることで広告収益を上げることにあります。
つまり、
①ユーザーにとって有益な検索結果を返すこと
②そのユーザーと広告主をマッチングさせること
この二2がGoogleの目的であり、YouTubeの方針でもあります。
ここに有効に働きかける方法として、従来からあるのがSEO対策でした。これからはAIの自己学習により真に有益なコンテンツが評価され生き残る時代に突入します。
ここを理解した上で、長く生き残るYouTubeチャンネルを作ること。
そして、最速で登録者1000人を達成する方法について、私の考えを解説したいと思います。
<著者プロフィール>
『ねじねじ』
サラリーマンの傍ら、YouTubeをはじめとする副業にチャレンジ。
雑記Vlogとしての『ネジトラ』チャンネルを開設、1年半で収益化。
そこでの人気コンテンツを分離、2つ目の収益化を目指している。現在開設2ヶ月、月に100人程度の登録者増なので10ヶ月程度で収益化できる見込み。
いずれにしても、底辺ユーチューバーであることはご理解ください。
SEO対策は最低限でいい
そもそもYouTubeに反映できるテキスト情報はかなり少ない。
タイトルと概要欄が基本となっています。あとは、字幕やチャプタータイトルでしょうか。タグもありますが、こちらは補助的にしか機能していないようです。
これを基本情報とし、実際には視聴した人のデータから傾向を分析して、同じような思考の人にインプレッションする。これが従来のYouTubeシステムでした。
YouTubeは動画コンテンツのプラットフォームであるため、真に有益なコンテンツかを判断するには動画の内容自体を解析する必要があります。
これを判断するには、同じ人間が行うことが有効なのですが、莫大な時間がかかってしまいます。
そこで登場するのがAI技術。動画の内容を視聴者情報から推測し、インプレッション方法を決定。
自己学習により、より必要な人に必要な動画が届くよう最適化していくのです。
AIによる自己学習が進めば、サムネはもちろん動画の内容を直接判断できるようになるはずです。
すでに今現在でも行われていると思いますが、精度がともなっていないだけ。いずれ、人が見て判断するのと同様に、動画の内容自体を純粋に評価できるようになるはずです。
こうなれば、コンテンツ制作者は作品にのみ注力すればいいので、より有益な動画が生まれますし、それを求める人にも確実に届くようになります。
これは遠い未来ではなく、すぐそこに迫る未来の話なのです。
もはやSEO対策は過去の話であり、検索技術に振り回されるだけなので考えない方がいいでしょう。
チャンネルのテーマは必ず絞る
有益なコンテンツに注力する必要性はご理解いただけたと思います。その上で、最低限やっておかなければいけないことがあります。
それは、チャンネルテーマの統一です。
コンセプトといってもいいですが、チャンネル内の動画には一貫性が必要です。
私が最初に始めた雑記Vlogは失敗です。
何をしたいか決まらないまま始めたYouTubeなので仕方がないところはありますが、有益なコンテンツができても、他の動画と統一性がなければ視聴者の評価は下がります。
次も見たいと思ってチャンネル登録しても、出てくる動画のジャンルが違えば当然チャンネル登録は解除になります。
実際、初めての雑記Vlogが登録者1000人になるのに1年半かかりましたが、新たに1ジャンルに絞ったチャンネルでは1ヶ月に100人ぐらいの増加になっています。
このペースで進めば、登録者1000人を達成するのに10ヶ月かからないかもしれません。
それぐらいチャンネルテーマを絞ることは重要なのです。
チャンネルテーマはニッチなテーマを選ぶ
チャンネル登録者を最速で1000人にするには、チャンネルテーマはなるべくニッチなものを選ぶべきです。その方が、視聴者としてはチャンネルの内容を明確に理解でき、同じ志向の方は間違いなく登録をしてくれます。
そして、他の動画も見てくれる可能性が高くなるのです。
このテーマ選びですが、ニッチなジャンルを探すのはなかなか難しいものです。
1つに絞るだけであれば『キャンプ』や『料理』など思いつくかもしれませんが、このあたりはすでに芸能人ユーチューバーなど参戦しており、真っ向勝負では勝てるわけがありません。
そこで、大テーマに対してもう一つの小テーマを掛け合わせることで、ニッチなジャンルが生まれるのです。
例えば、大テーマが『キャンプ』であれば、映える料理やお手製のギアなどを小テーマとすることで、競争相手がグッと減ります。『料理』であっても、毎日の朝ごはんなどシチュエーションを絞ったり、パンや餃子などメニューを絞ることでも大丈夫です。
まずは自分ができる範囲でテーマを掛け合わせ、競争相手を減らすことを考えてください。
テーマを広げるのは、チャンネル登録者が増えてからで十分です。
真に優良なコンテンツとは?
最近参戦が目立っている芸能人だったり、TwitterやInstagramでのインフルエンサーの方には、あまり考える必要のない話かもしれません。
私のように、単なる一般人が他の人にも見てもらえるコンテンツを作るということは、それは間違いなく優良なコンテンツということになります。
冷静に考えてください。タレント性がない一般人が普段の生活を動画にしても、誰も見たいとは思わないでしょう。それは登録者(ファン)が増えてからやればいいコンテンツです。
まずは、誰かの役に立つこと。困っている内容を解決するための動画は一定の需要があります。
そういう意味でもハウツー動画というジャンルは、非常に有効と私は考えています。
私のようにサラリーマンをしていても、その仕事内容というのは専門性があります。一般の方からすれば、知っておくと役に立つこと、便利な情報というのは、誰しもが持っていることなのです。
多くの方はそれに気が付いていないだけ。自分の仕事や趣味を振り返り、他の人より多少でも詳しい内容を動画にしてあげれば、それは誰かの役に立つのです。
難しいことはありません。自分のやりたいこと、得意なことを振り返って、少しでも平均点の高いものがあれば、それはYouTube動画として成り立つのです。
毎日投稿は必要ない
ユーチューバーといえば毎日投稿!みたいな風潮がありましたが、私はそうは思いません。
実際データを確認してみても、2週間投稿無しでも影響は感じられません。そればかりか、時間がたてば伸びたりもします。
それはYouTubeのアルゴリズムやAIによる解析が進み、インプレッションが最適かされるからだと思います。
私の感覚ですが、月に3本程度出していれば問題ないと思います。実際、私がそのぐらいのペースでしか作れていないので。
できる人は毎日投稿をした方が、より効果的かもしれません。
しかし、毎日投稿は大変ですし、それによってコンテンツの質が落ちるのであれば、あまりいいとは言えないでしょう。
あくまでも良質なコンテンツを生み出すことに力を注ぐべきです。
ブーストをかけるならSNSとの連携は必須
ここまでで、有益なコンテンツの必要性と、その作り方をご理解いただけたと思います。
ここでチャンネル立ち上げ初期に役立つ、成長のブースト方法を解説しておきましょう。
YouTubeは初動の伸びがインプレッションに大きく影響します。
もちろん、優良な動画であれば時間をおいても伸びてくる場合がありますが、成長スピードという意味では初動は大事なのです。
この対策として、TwitterなどのSNSを利用することが有効です。
フォロワーが少なくても関係ありません。視聴者の数パーセントは上乗せできますので、動画アップ時にブーストとして使うことは、かなり効果的なのです。
このSNSを利用する方法は直接流入もそうですが、他の検索エンジンに上がる可能性もあります。
YouTube内のインプレッションだけに頼るのではなく、複合的な援護を行うことで視聴回数が上がるとともに、動画の評価が上がっていくのです。
最近ではnoteを上手く使うことで、YouTubeへの流入に使えることもわかってきました。
下手なSNSや個人ブログよりもドメインパワーがあるため、おなじテキストを上げるならnoteのほうが伸びる可能性がある。そこからYouTube動画へつなぐようにすればかなり有効なのです。
少し話は変わりますが、私のブログのNo.1記事はnoteからの流入によるものです。ブログは立ち上げて3ヶ月程度なので、まだまだドメインパワーはありません。それでも同じキーワードでnoteの記事が上位に検索表示されるのです。
これと同じことがYouTubeにも使えると思います。
何でもかんでもリンクにするのは難しいかもしれませんが、私もnoteとTwitterを使い分けて、YouTube動画への流入数が増えていることは事実です。
動画を1つ作るのは大変ですが、Twitterでつぶやくのは簡単なので、アップロード時はぜひ試してみてください。
まとめ:視聴者を忘れてはいけない
最後にまとめになります。
良質なコンテンツ(動画)を作るということは、必ず視聴者に寄り添うことです。
見てくれる方が何を求めているのか?動画を見た後に、どんな学びが得られるのか?
あるいは、エンターテイメントとして楽しんでもらえるのか?
アプローチは様々ありますが、いずれにしても動画の向こう側に視聴者がいることを忘れてはいけません。そうして出来上がった動画は、必ずYouTubeも評価してくれますので安心してください。
今回の私の内容を守りさえすれば、どんな人でも1年前後で登録者1000人の収益化の壁は越えられるはずです。
YouTubeはストック型ビジネス。作った動画は長いスパンで、あなたに収益をもたらしてくれます。
ぜひ、チャレンジしてみてください!
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