入らない!出せない!マイホームにおける冷蔵庫の買い替え問題

先日、13年ほど使用した冷蔵庫が壊れました。
壊れたと言っても製氷機能だけであって、冷蔵庫としては問題なく使用できますが、ある程度長い期間使っているので今回を機に買い替えることにしました。
ところが、以下2点の問題に直面したのです。

①新しい冷蔵庫が入らない
②今ある冷蔵庫が出せない

今回は、マイホームにおける冷蔵庫のトラブルについて、対策も含めて解説します。
マイホームをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

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今回の冷蔵庫問題の経緯

今回、冷蔵庫の買い替えに当たって大手家電量販店を訪れました。
現在使っている冷蔵庫は幅65㎝サイズ。
家族が増えたこともあり、容量を増やすためワンサイズアップを選択。
支払いも済ませたのちに、搬入経路の下見をしてもらいました。

下見の結果、唯一の搬入経路である玄関~リビングにある開き戸を通過しないことが判明。
ひょっとしたら、と思ってはいましたが仕方ないですね。
あきらめて現状と同じ65㎝サイズにしようと思いましたが、下見に来た業者の方からは今ある冷蔵庫も出せないと言われました。

入っている冷蔵庫が出せない謎

今の冷蔵庫は引越屋が入れてくれましたが、家電量販店では無理なようです。
家電量販店では、搬入できるクリアランスが決まっているらしく、それを下回る場合は引き受けられないとのこと。
また、引越屋の方が搬入技術が上とも言っていました。
なので、玄関先までの搬入で、あとは引越屋に頼む人もいるらしいです。

ということで、新しい冷蔵庫は一旦キャンセル。
冷蔵庫難民となっています。

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日本の冷蔵庫は65㎝サイズは一般的

これは製品的にではなく、日本の家屋から考えると幅65㎝サイズは標準となります。
今回私の家で冷蔵庫が通らなかったのが片開きドア。
日本の家屋はコンパクトに作られていることが多く、出入り口も十分すぎるほどの余裕はありません。
引き戸ならまだよかったのですが、開き戸だと扉の厚みで冷蔵庫が通る開口寸法が小さくなります。
さらにはレバーハンドルもあるので、その分よける必要があります。

冷蔵庫の幅が650㎜サイズを超える場合は、家電量販店によっては下見必須となります。
私の場合も685㎜サイズを選んだことで、下見が発生しました。
そのおかげで入らないことに気づいたんですけどね。
冷蔵庫の搬入経路上に片開きドアが無いことを確認しておきましょう。

開き戸はドアの厚み分狭い
65㎝サイズならクリアランス2㎝未満
お気に入りのレバーハンドルも邪魔

マイホームを計画中の方は搬入経路を確認する

ここからは、マイホームを検討中の方へ私からのアドバイスになります。
冷蔵庫の編入経路に片開きドアは絶対に付けてはいけません
片引き戸もしくは親子ドアであれば650㎜サイズはもちろん、685㎜サイズでも通ります。

窓から持ち上げるなど、人手が必要な場合は追加料金が必要となります。
掃き出し窓に関しても、外部との関係性によっては追加料金が必要となりますので、頭の片隅に入れておきましょう。

最近の高気密高断熱住宅の場合、サッシも気密性を高めるたものになっています。
従来ですと簡単に取り外せたサッシも、今の家では外せなかったりします。
冷蔵庫難民にならないよう、搬入経路は十分確認しておきましょう。

家電搬入業者の搬入技術は低い

家電量販店で冷蔵庫を購入した場合、搬入は下請けの搬入業者となる場合があります。
この搬入業者ですが、家電量販店の基準にしか従えないこと。搬入技術は意外と低いということを覚えておきましょう。

例えば、引っ越しの時に引っ越し業者が入れた冷蔵庫を出せないと言われるケースがあります。
これはドアなどを通過する際のクリアランスを家電量販店が決めているからです。
物理的に通る通らないという話とは別。
さらには壁や建具を傷つけることを極端に嫌う傾向にあります。

引越屋さんは隙間が1㎝であっても、通るのであれば何とかして通してくれます。
家電搬入業者は、引っ張る用の毛布が引っかかるとか、無理したら壁が傷つきますのでと言って逃げます。
どうしたらいいのか聞いたら、玄関までの配送で引越屋さんに入れてもらってくださいと返答が来ます。
信じられませんが、これが現実なので注意しておきましょう。

親子扉にしておけば・・・

まとめ

冷蔵庫は65㎝サイズ以下であれば、買い替えても概ね問題ないはずです。
そうでない場合は、以下の3点を頭に入れておきましょう。

・幅65㎝を超えるサイズは搬入の下見が必要となる
・冷蔵庫が搬入可能かは家電量販店の基準によって決まる
・引越屋が搬入できても家電量販店では無理な場合もある

最後に、これからマイホームを計画される方へのアドバイスです。
以下の点を考慮しておくと、引っ越し時の搬入や買い替えがスムーズになります。

・搬入経路に開き戸を作らない
・2階以上へ搬入の場合はストレート階段とする
・搬入経路に手すりなど障害物の対処を検討しておく
・階段を上る場合は高さにも注意

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