壁掛けテレビ最大の問題は、テレビと録画機器などを接続するケーブルです。
せっかく壁掛けにしたのに、ケーブルが見えてしまっては残念。新築する場合は先行してHDMIケーブルを配線しておくか、あとから配線できるようにカラ配管を入れておく必要がありました。
今回ご紹介するのは、パナソニックの埋め込みAVコンセント。何かというと、コンセントプレートにHDMIの差込口を設置できる優れものなのです。
これを新築時に設置しておけばケーブルが垂れ下がることなく、テレビとコンセント間だけ配線をきにすればよくなります。
HDMIジャックを組み込めるコンセントプレート
私が知る限り、HDMIのメス型端子をセットできるコンセントプレートは無かったと思います。
今回、パナソニックより発売されたコンセントシリーズ『SO-STYLE』のラインナップにて登場します。発売して1年ぐらいだと思いますが、最近営業に来た人から紹介されて認知しまいた。
あと一年早ければ、我が家の計画も変わってきたのですが。まぁ、我が家の場合は電気屋さんにWi-Fi接続できるとだまされたのが原因ですが・・・
このHDMIジャック、当然ですがコンセントプレートに組込むタイプなので、アンテナジャックやコンセントと合わせて1枚のプレートにすることも可能です。これからの新築住宅には必須の設備になるかもしれませんね。
そもそも壁掛けテレビにはどんな配線が必要なのか?
壁掛けテレビにする場合、レコーダーを含めどのような配線が必要なのでしょうか?
一見複雑なのですが、理解できれば簡単です。あとから後悔しないようにしましょう。
ここでは、一般的な内容をご紹介します。
テレビとレコーダーが近い場合
まずはテレビとレコーダーが近接している場合です。
電源はテレビとレコーダー計2ヶ所。
アンテナジャック(TVターミナル)は1ヶ所。一旦レコーダーに入力しレコーダーとテレビを接続することで、テレビの視聴及びレコーダーでの録画が可能になります。
そしてレコーダーに録画した内容をテレビに映すために、それぞれをHDMIで接続する必要があります。
テレビとレコーダーが離れている場合、このHDMIがどうしても見えてしまうので、新築の場合は何とかして隠そうとするのです。
テレビとレコーダーが離れている場合
さて、本題のテレビとレコーダーが離れている場合の配線です。
まずテレビ側として、電源1つとアンテナジャック1つが必須です。これでテレビの視聴が可能です。
レコーダー側にも電源1つとアンテナジャック1つが必要となります。アンテナに接続しないと、レコーダーで録画することができません。
そして、レコーダーとテレビを接続する場合にHDMIが必要となります。
先ほどのSO-STYLEのHDMIジャックをテレビとレコーダー付近に設置。それぞれを実線で接続してもらえれば、あとはそれぞれの機器をとジャックをHDMIケーブルで接続するだけです。
このHDMI接続をしなければ、レコーダーの中身を見ることができませんし、ブルーレイなどのメディアを再生してもテレビに映すことができません。
インターネット接続も忘れずに
最近ではYouTubeやNetflixなどの動画配信サービスを利用されている方も多いと思います。これらをテレビで再生する場合は、当然ネット接続が必要になってきます。また、レコーダーで保存した内容を外出先から見れるなど、ネット接続をしないことはデメリットしかありません。これらネット接続に関してはWi-Fiでの接続も可能ですので、あまり心配しなくてもいいかもしれません。
ただし、今後データ量が多くなってくることが予想されますので、実線でLAN接続しておいた方が無難ですね。
その場合は、ネット接続のモデムあるいはルーターまでの配線が必要となりますのでお忘れなく。
HDMIケーブルは5m以内が推奨
ということで、大変便利なHDMIジャック。テレビから離れたところにも、スマートにレコーダーを設置できるのが最大のメリットです。
ただし、HDMIケーブルはあまり長くない方が望ましいです。
その理由として、ノイズが発生する可能性があること。
実際パナソニックの推奨としても、5m以内となっています。
まとめ
パナソニック『SO-STYLE』HDMIジャックをご紹介させていただきました。
SO-STYLE自体はデザイン性を重視したスイッチ・コンセントシリーズですが、このHDMIジャックだけでも使う価値は十分あります。特に新築する場合は、テレビとレコーダーの配置の自由度が高まり、よりスッキリとしたレイアウトが実現可能です。
壁掛けテレビを検討中の方は、ぜひ建物計画中に機器とHDMI配線などの計画も忘れないようにしましょう。
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