スケッチアップでは『3D Werehouse』という3Dモデルをダウンロードする機能が備わっています。
『3D Werehouse』に収録されているモデルは、世界中のSketch Upユーザーによって作られたものです。それこそ個人から始まりメーカーが提供しているものもあります。
当然、作成者の国も言語も違いますが、モデルデータは何の支障もなく使うことができます。
◆『3D Werehouse』には縮尺の違うモデルが存在する
この『3D Werehouse』大変便利でありがたいのですが、ごくまれに縮尺が違うという事態にが起こります。
ダウンロードしてみると、人物より大きなイスだったりすることがあるので、たまに困ることがあります。
先ほども記載した通り、作成者の国は様々です。
フィート・インチを基本単位とした国もあれば、われわれ日本のようにメートル・ミリを基本とした国もあります。
スケッチアップの起動画面では、これらフィート・インチのテンプレートとメートル・ミリのテンプレートを選択するようになっています。
これら、テンプレート違いがモデルの縮尺に違いをもたらしているのです。
◆モデルの変更には『尺度』ツールを使う
モデルの縮尺変更には『尺度』ツールを使います。
基準点と対角の点をクリックすれば、自由に縮尺を変更することができます。
ここで画面右下の『縮尺ボックス』に任意の寸法を入れることでも変更可能です。
◆魔法の数字『0.0393』
今回の目的は、フィート・インチのモデルをメートル・ミリに直すことです。
ようやく魔法の数字の登場です。
『縮尺ボックス』には『0.0393』を入力してください。
半角英数字になっていることもお忘れなく!
これでモデル全体が均等に0.0393倍され、正しい縮尺のモデルに修正されます。
◆あとがき
魔法の数字『0.0393』についてお伝えしました。
本来は実際に大きいモデルを修正する過程を、画像付きで解説する予定でした。
それに使うため、縮尺の違う大きなモデルを探していたのですが、どうしても見つけることができませんでした。
2020年12月時点ですが、もしかするとテンプレートによるモデルの縮尺の違いというのは修正されたのかもしれません。
もし、縮尺の違うモデルデータを見つけた方は、ご一報いただけると助かります。
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