私も投資歴が長いわけではなく、どちらかと言えば初心者に近い。
普段の生活も、サラリーマン中心の普通の生活だ。
私が投資に興味を持って、より革新的に導いてくれたのが『3000円投資生活』という本。この本は私のバイブルでもあり、投資の基本を教えてくれる名著となっています。
今回は、この『3000円投資生活』についてご紹介したいと思います。
◆3000円投資生活とは
その名の通り、月々3000円の少額ずつでも積み立てていくことが、投資初心者にとって確実で最も効果の高い投資であることを教えてくれます。
リスクを極力抑え、年間5%程度の利回りで資産形成する方法をわかりやすく書かれています。
投資の基本はいくつか書かれていますが、私が大事だと感じたことをまとめてみました。
- ネット証券を使う
- 投資先は投資信託
- 小額で積み立て投資
- 長期資産運用
では、これらの内容について、詳しく見ていきましょう。
◆ネット証券を使う
投資初心者の方は右も左もわからないため、銀行などの窓口で相談したいと考えているかもしれません。
しかし、対面での投資商品の購入だけはやめてください!
必ずネットの証券会社を利用してください。
ネット証券と銀行などの対面と、いったい何が違うのか?
それは手数料です。
想像すればわかりますが、対面での投資商品の販売には、それを説明したり購入手続きをする人の人件費が必ずかかります。
また、実店舗なので家賃や光熱費も見えない形で経費となってくるのです。
このあたりが手数料という形で投資利益から搾取されるのですが、ネット証券であればその分安くできるということです。
もう一点、対面販売だと販売員にメリットのある商品を勧められるということです。営業マンですので、当然自分の売り上げやポイントになるものを優先的に販売します。
すなわち、客のニーズに合わせているようで、利益を多く取れる商品を売りつけられるのです。
そういった意味で、対面ではないネット証券を利用した方がいいのです。
◆投資先は投資信託
株、FX、不動産、金など、投資は多岐にわたります。
どの投資にもリスクがあり、それを回避するために複数の投資を利用するのが普通です。
投資の世界でいう『卵を一つのかごに盛らない』ということです。
では投資素人の方は、何に投資をすればいいのか?
どのように投資先を分散させればいいのか?
それを解決してくれるのが投資信託です。
投資信託は、それ自体が複数の株などで構成されており、一つ購入するだけでもリスク分散ができるのです。
投資資金が少ない方や、まず始めてみたいという方は、とりあえず投資信託から始めるのがいいでしょう。
◆小額で積立投資
まとまった投資予算がある方は別として、小額からでもいいので積み立て投資をしてください。
積立投資のメリットは、購入金額の平準化。
投資信託は価格の変動があり、高い時もあれば安い時もあります。
当然、安い時に買って高い時に売れば利益が出るのですが、初心者にはなかなか難しい。常に価格をモニターしておかなければいけないので、ストレスもかかります。
積立投資をすれば、このあたりを機械的に遂行することができ、短期的な下落リスクを心配することがなくなります。
投資において一番やってはいけないことが、価格が下がったことで心配になって売ってしまうことです。
価格が下がった後は時間がかかっても回復します。
価格が下がっても平常心で買い増しておけば、回復スピードも速くなるのです。
◆長期資産運用
急激な価格変動に耐え、長期的に運用することこそが資産運用です。
短期的な利益を追い求めると、どうしてもギャンブル的になってしまいます。
長期的に資産運用することで、日常生活ではほとんどストレスが無く過ごせます。
そして何より、複利の効果を最大限生かせるのが長期運用なのです。
投資信託をはじめ、投資には必ずリターンがあります。
この利益を次の投資に回すことで、その利益自体にも利益が生まれる。これが複利効果となります。
例えば100万円を投資したとしましょう。
投資先の商品は年利6%です。
1年後に6万円がもらえるわけです。
この6万円も投資に使ってください。
翌年は6.36万円もらえるようになります。
こうして利子を投資に回す複利で運用すると、100万円が12年後には倍の200万円になります。
これが長期資産運用による複利の効果です。
◆まとめ
投資というとリスクを恐れがちですが、正しい運用をすれば、ストレスなく大きな資産を築くことができるのです。
短期的に大きく稼ぎたい!という人には向いていませんが、しっかり確実にお金を育てたい人には『3000円投資生活』はおすすめの1冊となっております。
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